初めての小児領域の訪問看護・リハ④「ボバースやボイタとかよりも大切なこと」

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理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方なら小児のリハについて「ボバース」「ボイタ」って言葉を聞いたこともあるでしょう。

小児のリハビリテーションにかかわっているセラピストは、ボバースやボイタの講習会に参加して資格を得ているセラピストばかりではありません。

私の同僚で児童デイで働いているセラピストはボバースもボイタも講習会は受講していません。名前を聞いたことがあるくらい。

訪問リハや訪看リハで、小児にかかわっているセラピストの多くもそうだと思います。

先日お会いしたステーションの管理者さん(看護師)さんは「ボバースとかボイタっていったい何ですか?」と話されていました。

セラピストは知っていても多くの看護師さんはおそらく知らないのです。

治療手技どうこうではないのです

小児の訪問はこれまで10年以上かかわっていますが、超重症児と言われるケースが多くいます。

そんなケースにかかわっていると、まず抱き方とかポジショニングなどにかかわることがセラピストとしては多くなります。

大きなくくりで言うところの環境調整ですね。

環境調整の次にケースの状態にもよりますが、運動発達が良い方向に向かうような関わりを作業療法士として考えていきます。

正常発達・定型発達と言われるような知識は必要になりますが、教科書読めば何とかなります。

呼吸器などをつけているため外出が難しい、感染などのリスクがあり外出が困難というような状態で、訪問でしか看護やリハを受けることができないケースがいる。

まず大切なのは、そういった状態のケースに対してセラピストや看護師としてできることを考え実践する医療人としての気持ちだと思うのです。

私がこれまで訪問したケースの養育者、主にお母さんからリハビリの技術や知識のことでクレームが出たことはありません。

ほとんどのケースが、これまでにリハビリテーションを受けることができなかったケースが多いのです。

そんなケースに作業療法士としてどのような支援をすることができるかということから、小児のリハの関わりは始まります。

今よりも少しでも良い方向に向かうようにサポートするという思考は看護やセラピストの基本だと思うのです。

その基本ができているなら小児のリハや看護にかかわることはできるのだと思います。

最初の一歩を踏み出す勇気が必要なだけ。

小児領域の訪問看護・リハにこれから取り組みたい、取り組んでいるけどもっと学びたいっていうような事業所さんはお気軽にご連絡ください。いつでもサポートさせていただきます。リアルでもオンラインでもいろいろ対応しますよ。

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