
「看護師さんが行うリハビリテーションをサポートしますよ」というコラムをSNSに投稿したところ、看護師さんからもセラピストさんからもいろんな意見をいただくことになった。
看護師さんからは「そんな専門的なリハビリテーションの提供なんて難しいです」という意見をもらい、
セラピストからは「看護師さんにリハビリテーションなんて難しいですよ」という意見が出る。
リハビリテーションっていったい・・・
セラピストが提供するものと同等のレベルのリハビリテーションを看護師さんに提供してもらいたいと思っているわけではない。私は作業療法士だが作業療法士には作業療法士なりの専門性というものがある。その専門性と同等のレベルのリハビリテーションを看護師さんに提供してもらおうと考えて「看護師さんでもリハビリテーションが提供できますよ」ということをいってるわけじゃない。
そんなことを言うと、「看護師のレベルが低いと思っているのか」を言うお叱りのいただくかもしれないが、そういうことでもない。
ここでリハビリテーションは非常に 広義の意味を持っている
リハビリテーションというものは 以下のスライドのような厚労省の資料にもあるように 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 だけ が提供するものではなく介護職や看護師でもリハビリテーションを提供することができるんですよ。

しかしその質や内容については色々と考えて提供していく必要がある。リハビリテーションっていう言葉は非常に広義なんですよ。
理学療法士は理学療法を提供し、作業療法士の私は作業療法を提供する、それと同じように、看護師さんは看護の範疇の中でリハビリテーションを提供する。
そうして、訪問看護ステーションで言うと 看護師が対応すべきリハビリテーションの内容や対象者の状態は セラピストが担当すべきリハビリテーションの内容や対象者の状態とは異なると私は考えています。
看護師が対応すべき対象者とセラピストが対応すべき対象者 それを区別することが必要である。
人材が限られている訪問看護ステーションという事業所においては、そこを区別してサービスを提供していくことが非常に大事だと感じている。特にセラピストが少数の事業所においては看護師が担当してリハを提供すべき対象者とセラピストが担当してリハビリテーションを提供する利用者を区別していくことが必要だと感じている。
そうしたことを前提にして看護師が提供するリハビリテーションが必要なのだと考えている。
リハ職が在籍していない訪問看護ステーションでも、対象者さんの状態によってはリハビリテーションを提供することが出来るケースもある。だけど、漠然と志賀リハビリテーションのことを考えていなくて、それを 難しいと考えている看護師さんたちに対して、リハビリテーションについて知ってほしいと思っているんですよね。
だからこそ、看護師さんが行うリハビリテーションをサポートしますよということを 私は ホームページで言っているわけである .
⇒訪問看護ステーションでのセラピストの教育とサポートについて


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