2016年度の新しい取り組みとして、病院や事業所で定期的に開催されている勉強会等に参加し助言をするというサポート業務を開始することにしました。
その第1弾として、大阪の病院さんの作業療法科で行われている月1回のケース検討会をサポートすることになったのでその様子を少しずつ書いていきたいと思います。
サポートの内容
毎月定期的に開催されている、作業療法科内のケース検討会に出席させていただき、他のスタッフと一緒にケースについての意見などを出します。
外部の専門家が院内勉強会に参加するメリットは他の記事にも書いているのですが、
- 普段毎日顔を合わせていると勉強会でも思ったことを言えなかったりする。
- 後輩には指摘することができても、先輩には指摘できない。
っていうようなことがありますよね。
だけど、そんな勉強会では誰も成長しない。
成長するにはしっかりと意見を言える環境や、人材が必要なんです。
だから、サポート業務の一環として定期開催されている院内勉強会に関わることとしました。
第1回目のケース検討会 4月
OT科のスタッフ10名くらいで、1症例について検討しました。
5月中旬に退院を控えているケースなんですけどね。
施設に転院するみたいなんだけど、移動方法も確立してません。PTは短下肢装具をつけてリハしてるんだけど、その装具は病院の備品で本人が購入したものではないので転院先にはもっていけない。どうやって移動するつもりなん?
だけどPTはOT科の勉強会に参加してないんだよね。
担当OTが実施しているプログラムも病院らしいっていうか、徒手的な感じがメインでした。
高次脳機能に問題がありそうなんだから、もっと具体的な生活行為の実践で本人の能力を確認したり、能力を引き出す方がいいのではないかと感じたのでその点伝えました。
途中から、病棟の師長(看護師)さんが検討会に参戦。
いくつか病棟で実行してほしいことを提案すると
スケジュールとかやることのリストだしてくれたらやるよ!
ってサラッといってくれました。
えーやん、OTで確認できたことをどんどん病棟でやってもらえれば、残り少ない入院期間でも改善する余地は大きい。
1回目はそんな感じで1時間ちょっとで終了。
目標
とりあえず月1回のペースで1年間サポートします。
OT科のスタッフの底上げをすることが、OT科の代表者からの依頼。
だけどね、個人的には同じフロアーでウロウロしているPTとかSTとかが興味を持ってOT科の勉強会にフラッと参加するようにさせてみたいなって感じています。
僕が助言することで担当患者さんの状態がどんどん改善すれば、PTやSTも興味持って参加するでしょう。そうすればトータルに部門の能力を引き上げることができる。
そんな野望を持って挑みます。
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