子ども園の勤務で考えたこと7  「長期的に関わるという視点」

(当サイトの記事内にアフェリエイトなどの広告が含まれています)


子ども園に週1の非常勤として勤務している作業療法士が、子ども園での勤務の中で実践していることや考えていることを書いているコラムの第7弾です。
そのほかのコラムはこちらのリンクからご覧ください。
https://yamada-ot.com/category/hoiku-kodomo

今日のコラムは「長期的に関わる視点」について書いています。

療育とか子どものリハのこと

作業療法士として、訪問看護からのリハや児童発達支援・放課後デイなどに非常勤掛け持ちとして勤務しながら、子ども園にも勤務しています。そんな立場から、子どものリハビリテーションの頻度のことを言わせてもらうと、毎日リハビリテーションが提供されるということはほぼほぼないのですよね。
入院していたら別だけどね。

毎日毎日療育や病院の外来リハビリに通うってことは、まあまあ大変だし現実的ではない。ご家族がめちゃくちゃ努力されていて実現されているところもあるとは思うけど、多くは週1回とか週2回くらいじゃないかな。

毎日毎日ってのはすごく少ない。
だけど、リハビリテーション的な視点から考えると、毎日少しずつでもいいから積み重ねていくことは大切だと思うのですよね。

そういった点でいうと、子ども園での支援はめちゃくちゃ大きな利点がある。

毎日登園してくる

ちょうど昨日の子ども園の勤務の時にも、クラス担任の先生と話していたのだけれど、子どもたちは毎日毎日登園してくる。まあ体調不良でお休みの時もあるけどね。

1歳児クラスの子どもたちの教室は3階にある。だから毎日毎日階段の昇り降りをしている。

そんな子ども園に昨年から登園している2歳児クラスの子どもたちの中には手すりも持たずにスタスタ階段の昇り降りができる子もいる。そらまあスタスタ昇り降りする子の運動能力が優れているのかもしれないけれど、1歳児クラスの時から毎日毎日階段の昇り降りをしてきた経験が積み重なって上手になってきたという要因もある。

だから毎日毎日少しずつかかわったり支援することは大切な視点だと思うのです。

給食のこと

昨日の勤務の日は、2歳児クラスで、給食の時にお汁をこぼしたり食べこぼしが多いという子どもさんにマンツーマンで対応した。前回の勤務に続いて2度ほど同じ子の給食についてみたんだけどね。

スプーンで上手にお口に運べるし、スプーンから上手にお口に取り込めているんだけどね、何故かスプーンを口に入れるときに反対側の手を口元に持って行ってスプーンの上のものを口の中に押し入れようとするんですよね。そんなことしなくても口唇を閉じてスプーンの上のものをきちんと取り込むことが出来るだけどね。反対の手を僕が軽く押さえているとスプーンだけできちんと食べるのですが、反対の手をフリーにしておくと両手を使って口に取り込もうとする。

だから上手に取り込めなかったりこぼしてしまったりすることになる。

たぶんだけど、スプーンに載せる量が多くて上手にお口に取り込めなかったりしたから、両手を使うようになったんじゃないかなと推測しています。スプーンに適切な量をすくえるようになればもっと上手になりそう。

毎日でなくてもいい

僕は週1回の勤務で、その日園長先生に指定されたクラスに入る。だから僕の入るクラスは担任の先生に僕が余分に+アルファされた人員となるので、先生方は少し人員的には助かっている様子。

だから前述のような子に僕がマンツーマンで介入するとすごく助かるらしい。

だけど、逆から見れば、少ないクラス担任の先生方で給食に個別に時間をかけて介入するのは難しいと言える。食べるのに課題があるのは一人だけじゃないからね

同じ子ばかりに関われない。

だけどね、給食は毎日毎日あるわけですよ。毎日毎日同じ子に関わることが出来なくても、1週間で1回とか2回くらい短い時間でもいいから、「スプーンを口に入れるタイミングで反対の手が出てこないように軽く押さえる」ということを繰り返すことが出来れば、給食での食べこぼしは減ると思うのですよね。

そういった介入を毎日毎日することは難しいかもしれない。でも子どもたちは毎日毎日やってくるので、介入できるチャンスはたくさんある。1週間に1回でもいい。それを毎週毎週積み重ねればすごい効果が出るかもしれない。

それっていうのは、大きなチャンスというかメリットだと思うんですよ。

療育や外来のリハは週1回しかチャンスがないけど、子ども園なら毎日毎日介入のタイミングはある。積み重ねることのできるチャンスがいっぱいある。

マンツーマンでの介入が難しくても、意識していればいつかどこかで介入することが出来るチャンスがあるということです。

チャンスを効果的に活かす

週1回の勤務で、作業療法士的視点で考える子どもたちの支援についてクラスの担任の先生に伝えたり、僕自身もどのような介入が良いのか試行錯誤している。

うまく出来そうなことはクラス担任の先生に伝えている。

でもそれって担任の先生に毎日毎日やってくださいってことを強制しているわけじゃない。ちょうどタイミングよく関わる時間が出来たら、介入してほしいなという感じ。

作業療法士的視点での介入や支援のポイントを知ってもらうことで、良い介入ができる。

そうしてそのチャンスはいつでもある。だって子供たちは毎日登園してくれるからね。

行事の都合や担任の先生方の勤務の都合で、うまく介入できない日もある。だけど次の日もまた子供たちはやってくる。そんな長期的な視点をもってかかわっていくことはめちゃくちゃ大切で、子ども園の大きなメリットだと考えています。

長期的な視点を持つことはめちゃくちゃ大切ですよ。

2026年4月から子ども園に週1勤務を開始して約2か月がたちました。

こんなことを考えながら子ども園の中で作業療法士が働く意味とか意義とかミッションみたいなものを考えています。

コラムを読まれて興味関心がある事業所さんはお気軽にご連絡ください。
◆保育園子ども園関連のコラムはこちら⇒保育園・子ども園
noteというサイトにもいろいろ書いています。
noteサイト掲載の子ども園記事一覧
プロフィール
実績
サポートの概要
サポート・コラム

    お問い合わせは、お問い合わせフォームまたは、やまだリハビリテーション研究所の公式LINEアカウンへのメッセージでお願いします。

    公式LINEアカウント

    こちらから「友達追加」してください。
    友だち追加

    お問い合わせフォーム

    お問い合わせフォームからのお問い合わせへの回答は、info@yamada-ot.comから返信いたしますので、迷惑メールに分類されないようにご配慮お願いいたします。

    2026年保育園・子ども園
    作者プロフィール
    やまだたけし

    大阪で非常勤掛け持ちの作業療法士をしています。
    2026年6月で58歳になります。
    お仕事や講演などのお問い合わせはお気軽にどうぞ!

    やまだリハビリテーション研究所をフォローする
    カテゴリー一覧
    シェアする
    やまだリハビリテーション研究所をフォローする

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました