初めての小児領域の訪問看護・リハ⑧「看護師さんとセラピストとの訪問の違いは?」

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看護師さんとセラピストとの訪問の違いは?

看護師さんには看護師さんとしての視点があるわけで、作業療法士には作業療法士としての視点しかないわけで、おのずと専門性みたいなものは発揮できると考えています。

ただ対象の年齢とか疾患種別とか支援の内容などによっては、関わり方や訪問で実践する内容とかが似通ってくることはあるかな。

それでも同じ関わり方でも作業療法士には作業療法士の視点があり看護師さんには看護師さんの視点があるのですよ。

だからそういった意味では事業所内でしっかりと連携することが大切かな。

こんなことがありました

専門性とは違うかもしれない経験ですけどね。

とある訪問先でのことです。

私は訪問リハの時には、あまり子供さんを抱っこしたりしないんですよね。重度な子供さんやほんとに小さなベビーちゃんは抱っこしますけど。

たいていは動いてもらったり、何か課題に取り組んだりすることが中心なので、ずっと抱っこしているとそういった関わりができなくなるんですよね。

看護師さんは訪問するとまず抱っこしたり優しい言葉がけすることが多いようで、看護師さんにはにっこりすることが多いみたいなんですね。

「山田さんも抱っこたくさんしたら、うちの子もにっこりしますよ」

ってお母さんが笑いながら教えてくれたことがあります。お母さんには、

「僕がいつも抱っこしてたら〇〇ちゃんはにっこりしてくれるけど、リハビリ進みませんよ」

って話しすると、そういえばそうですよねえーーって笑ってはりました。

看護師さんは重度な子供さんに吸引したり点滴したりすることもあり、少し痛みのある処置をすることあるんですよね。だからそのあと頑張ったご褒美に優しい言葉をかけたり抱っこしたり抱きしめたりすることもあったようです。

それがいいとか悪いとか、看護の専門性だとかということではなくて、僕とは違う関わり方があるんだなと感じました。

小児の訪問を少しずつ実践されると、少しずつ小児の訪問での専門性がわかってくると思いますよ。

リハスタッフの育成や、看護師さんへのリハビリテーションの指導など事業所サポートを行っています。収入アップ指南のようなコンサルではなくて、訪問に同行したり事業所で研修したりするような、スタッフのスキルアップのためのサポートです。

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