「何を聞けばよいのか、わからない」という問題

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訪問看護ステーションの管理者さんに知っておいてほしいリハビリテーションのこと

「何を聞けばよいのかわからない」問題

今回のテーマは「何を聞けばよいのわからない」
看護師はリハに何を聞けばよいのかわからないし、セラピストは看護師に何を聞くべきかわからない問題ってのが訪問看護ステーションには存在します。

これは大阪府訪問看護ステーション協会のリハビリ対策検討部会の部員として研修会を企画運営成しながら、グループワークなどで多くの事業所の看護師さんやセラピストさんが口にしてきたことです。具体的にはこんな感じのことなんですけどね。

  • 連携の必要性は理解しているが、セラピストに何を聞いてよいのかわからない(看護師)
  • セラピストから「○○さんどんな感じですか?」と聞かれるが、何から話せばよいのかわからない(看護師)
  • 理学療法士と作業療法士の違がわからないから、話ししずらい(看護師)
  • 看護師さんに何を聞けばリハに役に立つのわからない(セラピスト)

リハと看護の連携がしっかりできている事業所さんから見れば、「???」なのかもしれませんが、リハ職と看護師さんが在籍している訪問看護ステーションでは結構「あるある」なことなのかもしれないなと最近は強く感じています。

仲が悪いわけでもなく、トラブルが多いわけでもない。

ただ担当している利用者さんに対しての情報共有で、何を共有すべきなのかってことをお互いが分かっていないから生じる問題というか課題なのだと私は捉えています。

看護師さんが他の看護師さんに情報共有する、セラピストがセラピストに情報を共有するというときにはこのような問題は生じないでしょう。

だけど、看護師ーセラピスト間になるとこの問題が生じるようです。

何故?わからないのか?

この「何を聞けばよいのかわからない」とか、「どんな情報を共有すればよいのかわからない」という問題の根底にあるのは

  • セラピストは訪問先で看護師さんが何をしているのか知らない
  • 看護師はセラピストが訪問先で何をしているのか知らない

お互いがお互いのやっていることを知らないことに加えて。

病院ではカンファレンスなどでの連携はあっても、看護師とセラピストが「日常の業務で看護師さんと机を並べて普段から情報共有するような現場で働いた経験がない」ことが要因の一つで、加えて看護師さんはセラピストと一緒に働いた経験がないという方も訪問看護の現場では多くいます。

職種としての理学療法士や作業療法士の存在は理解していてもいったい何をしている人なのかを知らないのです。

だからセラピストは「どのような情報を共有すれば看護の役に立つのか」がわからず、看護師は「どのような情報がリハビリテーションの役に立つのか」ってことがわからないのではない方と考えています。

それに加えて、セラピストに悪気はないのでしょうけれども、リハ職の人ってなんだかカタカナとか専門用語とかをたくさん使う傾向があり看護師さんに話している内容がうまく伝わらないのですよね。看護師さんの能力の問題ではなくて、セラピストの伝え方に問題があるようにも感じています。

解決するためにすべきこと

時間が解決するとは思いません。

情報共有がなくても業務が成立してしまうことも多いからです。また、これから提案する解決策は訪問件数が減ったり、残業になる可能性もあるからです。事業所としてどう対応するのかということが肝心です。スタッフ任せとせず、事業所として情報共有や連携の在り方を根本的に考えていくことが必要です。

  • ケースを通じたカンファレンスを定期的に行う
  • 看護師とセラピストの同行訪問を行う

お互いに多職種が何をやっているかわからないことが根底にあります。

だからどのような情報を共有することがお互いのメリットになるかのかがわからないのです。

だから、ケースのカンファレンスを定期に敵に開催し、情報を共有する習慣をつける。そうして、同行訪問を通じて具体的にお互いが訪問時にどのようなことを実践しているのかを知る機会を設けることが大切になると感じています。

看護師さんが訪問している現場をセラピストが見ることで、セラピストとして工夫できること、看護師さんが実践できることのアドバイスが出てくることもあるでしょう。

セラピストが訪問してる現場を看護師さんが見ることで、普段の状態との違いや普段の看護の場面での関わり方の工夫に気づくことがあるかもしれません。

相互の理解を高めるためにも定期的なカンファレンスや同行訪問の機会を設けることは大切だと思います。

でもそのような時間を確保することは一時的には収益が減る可能性もあるので、そのあたりは事業所としてどのようにとらえるのかということを管理者さんや経営者さんがしっかり考えることが大事です。

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