
いろんな職場で働いてきたからこそわかる、現場目線でのスタッフ教育、訪問看護ステーションで働くにあたってこれだけはオリエンテーションしておいてほしい、研修として学んでおきたいって事なんかをシリーズコラムとして書いていきます。第4弾は「訪問看護ステーション内での連携のこと」
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◆訪問看護ステーションの管理者さんに知っておいてほしい、現場目線でのスタッフ教育
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◆訪問看護ステーションの管理者さんに知っておいてほしいリハビリテーションのこと
◆初めての小児領域の訪問看護・リハ
人任せの連携はアカン
いつも言うことですが、いろんな職能団体が毎年毎年「連携」に関する研修会を開いています。それほど「連携」「多職種連携」「事業所内連携」などは大切なことなのでしょう。
でもね、毎年毎年開催されるってことは、どの事業所においても連携がうまくいっていないのだと思うのですよね。
大事だけど実践されないのが連携なのでしょう。
連携の基本的なことなのですが、リハ職と看護職がお互いにお互いのことをよくわかっていない問題というのも、事業所連携を阻害している要因の一つだと思います。
▶ 「何を聞けばよいのか、わからない」という問題
今回のコラムでは、人任せ、スタッフの善意に任せた連携はもうアカン、システムとして連携を構築すること について書いてみたいと思います。
連携できるシステム
事業所として、何のために、どんな行動が連携には必要なのかってことをきちんと明文化することが大切だと思います。
連携を効果的に進めるために大切なことの一つに「情報を共有すること」がありますよね。リーダーさんとか管理者さんが「利用者さんの情報はスタッフ間で共有してね」って伝えても、上手に共有できる人もいればそうでないスタッフもいる。
「情報共有してね」っていうことは伝わっていても、そこから先はスタッフ任せになっていて、どのような情報を共有するのか、どのタイミングで情報を共有するのかということの共通理解が得られていないから、スタッフによって上手にできる人とそうでない人が出てきてしまうのではないかと考えています。
ルール作りでスタッフをがんじがらめに窮屈にさせてしまおうというのではなく、ざっくりどんなことをどのタイミングで共有するのかということのルール作りは必要かなと思うのですよね。
カルテ記載することを基本として、他のスタッフがそれを確認する時間を作ることも必要かもしれない。
カルテ記載だけではなくて、口頭などでその都度確認や伝達すべき情報は何か?
看護師⇒リハ職へ、リハ職⇒看護師へ伝えたり、共有したりする情報な何か?
そんなことのすり合わせみたいなことをきちんとルール作りとしてスタッフ間で話し合っていくことも大切だと考えています。
私が実践していること
複数勤務経験のある事業所で実践していることは
- 新規ケースは初回訪問前に、情報の確認
- 新規ケースの初回訪問後に、情報の共有(主として管理者さんと担当看護師さん)
- 新規開始後1か月くらいで最近の様子を情報共有
- 以降は変化あったりしたタイミングで情報を共有
- 担当ケースの看護師さんの訪問状況についてはカルテを確認
こんな感じのことを行いながら、朝出勤時や昼のタイミングで看護師さんとお話したり、担当ケースだけではなくて担当ではないケースに情報に耳を傾けたり、看護師さん同士の会話に耳を傾けたりしながら、作業療法士として介入できたり、アドバイスをする機会がないかを探っています。
カンファレンス的な事
事業所の規模とか訪問件数とかスタッフの人数などにもよりますが、ケース検討会とかを定期的に開催することは大切だなと思います。
リハの介入がないケースについてもセラピストがケース検討会に参加することは有意義です。
- リハ介入は本当に必要ないのか?
- セラピストが訪問数必要はないが、看護師さんがリハ的な関わりを出来ないか?
- 介護上のアドバイス
等々リハ介入していなくても作業療法士としてできる事はたくさんある。
そういう話を重ねていくことで、事業所内でのリハに対しての共通理解が進むし、看護師さんがリハビリテーションの知識を得て訪問時に実践することが出来るんですよね。
▶訪問看護ステーションの管理者さんに知っておいてほしいリハビリテーションのこと
訪問看護や児童発達支援やいろんな現場でこれまでの経験を活かした事業所サポートを行っています。
リハビリテーションでお悩みやお困りを抱えておられる事業所や管理者さんはお気軽に連絡くださいね。
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