退職にはいくつか行うべき手続きがあります。健康保険、年金等のことを整理してみました。
退職の時に行う事
退職してすぐに新しい職場に就職する場合は、それぞれの職場で年金や健康保険の手続きなどをしてくれることがほとんどです。しかし、一度退職してから新しい職場を探す、アルバイトだけして食いつなぐといったような場合は、年金や健康保険の手続きをしなければならないことがあります。
ここに記載しているのは、2013年10月の時点で私が行ったいくつかの手続きを紹介しています。法律の改正などによって、手続きの仕方や種類が変わる可能性もありますので、各自自己責任で手続きしていただきますようお願いいたします。
ここでの記載は参考程度になればいいと思っています。
保険と年金の切り替え
転職先を見つけていて、すぐに転職する方にはあまり必要のない作業かもしれません。私の場合はアルバイト掛け持ちで食いつないていますので、これらの手続きをしています。
健康保険の切り替え
退職したあなた自身が被保険者である場合は、使っている保険証も退職日以降使えなくなります。私の場合は9月末日で退職なので、10月に入ってから退職する職場の事務の方にわたしの保険証と、私の扶養家族であった娘二人の保険証を返却しました。
会社を退職してからの、健康保険の利用については 全国健康保険協会のHP に詳しく書かれていますのでご参考にしてください。
選択肢としては3つあります。
- ご主人や奥さんの扶養家族となる
- 国民健康保険に切り替える
- 現在の健康保険を任意継続する
しばらく収入の見込みがなくて、夫婦共働きなら「扶養家族になる」というのも一つの選択肢です。転職活動をバリバリやって、短期間だけの無職で再就職を目指す。しばらくはアルバイトで食いつなぐっていうなら、国民健康保険 または 任意継続 という選択肢となります。日本では無保険はあり得ないので、必ず何らかの健康保険に入っておく必要があります。
任意継続保険というのは、退職するまでに入っていた健康保険を引き続き利用することです。保険証の番号とかは変わるので手続きが必要です、退職の時点で持っている保険証は使えなくなります。任意継続保険は利用できる期間は2年間です。それまでに職場が決まらないときは国民健康保険に切り替えるか、扶養家族になるしかありません。
任意継続を利用するのと、国民保険に切り替える事の違いは、納める保険料の金額です。
健康保険の保険料というものは毎月のお給料から天引きされています。あなたの給与明細をご覧いただければ、いくら保険料を納めているかというのはすぐにわかります。でも、ここに書かれている費用は本来納めるべき費用の半額なんです。
病院や施設などサラリーマンと同じように会社勤めの方の健康保険負担については、本人と会社とが50%ずつ負担しています。だから本来の半額を納めているというわけです。
退職して任意継続に切り替えた場合、会社が負担していた分がなくなってしまうので、給与明細に書かれている額の2倍を毎月支払うことになります。(会社が負担していた50%の部分を自分で支払うことになる)
勤めていた時の保険料が、15000円の人なら30000円を毎月支払います。
私の場合を例にとると、退職した10月からは毎月32000円ほどの保険料を支払うことになります。
退職する前と比較すると倍額を負担しなければならない為、負担が大きいと感じる方もいると思いますが、実はそうではありません。
国民保険に切り替えた場合の保険料と、任意継続の保険料を比較すると、任意継続の保険料のほうがお得な場合が多いのです。私は、転職活動2回目なので、前回も任意継続を選択したのですが、今回も計算してみると任意継続のほうが保険料負担が軽いことが分かったので、任意継続を選択したのです。
ただし、任意継続にはいろいろと制限がありますので、いろいろ調べてから検討してみてくださいね。
(*切り替えについての費用負担については各自の責任でお調べください)
健康保険証は退職の時に返却しますが、手続きなどで番号が必要になる場合もありますので、控えておきましょう。
私の場合、9月30日付の退職で、10月2日に任意継続の保険証への切り替え手続きを行いましたが、保険証が届いたのは10月20日ごろでした。
その保険証がない期間も、保険適用されますが、いったん全額自己負担してそのあとに返金されるシステムなので、ちょっとドキドキしながら過ごしていました。
【参考サイト】
年金の切り替え
病院や施設などで働いていると、厚生年金に加入しています。国立系の病院や施設など公務員系なら共済年金に入っています。退職して無職になった場合や、正規の雇用ではなくアルバイトなどでしたら、国民年金への切り替えが必要となります。
まあこちらのほうは、健康保険ほど慌てて手続きしなくても大丈夫です。
健康保険はきちんと手続きしないと、自動的に国民健康保険に切り替わってしまって任意継続と比較して割高な健康保険料を納付しなければならない場合もあります。
国民年金は、あわてて手続きなくても未納期間の分はあとから納めることもできますので、健康保険の手続き終わってからでも十分間にあいます。国民健康保険へ切り替える方なら役所の窓口などで一緒にできる場合もあります。
私は 健康保険の窓口は 「協会けんぽ」 で、健康保険の任意継続手続きと年金の切り替え手続きは異なる窓口だったのでちょっと面倒でしたが、きちんと手続きは終えています。
ちなみに年金については、各地の日本年金機構が窓口ですから、不明な点は問い合わせれば親切に教えていただけます。
現在の最新の私の状況はこちらをお読みください
⇒⇒個人事業主OTコラム一覧はこちら
(スポンサー広告)
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
⇒⇒講演依頼のこと
気に入ったらフォローしてください
YouTubeで動画公開しています。
やまだリハビリテーション研究所のYouTubeのチャンネル
Twitter
フォロワーさんは200名くらいです
⇒https://twitter.com/yamada_ot_labo
Facebookページ
フォロワーさんは2000名くらいです!
⇒https://www.facebook.com/yamada.reha.labo
私が書くもう一つのコラムサイト「note」
フォロワーさんは200名くらいです!
⇒https://note.mu/yamada_ot/
やまだリハビリテーション研究所のLINE@を開設しました
ID検索の場合は
@yamada-ot.com
(@を含めて検索してね)
【↓↓週末にゆっくり読んでみてください↓↓】
生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変えるマガジン
(スポンサー広告)
コメント