転職系の記事にコメントをいただいた。ニュアンスの違いかもしれないし、会ったこともない人からの質問だったのできちんと伝えるために記事にしてみる。
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こんな経緯
コメントをいただいた記事はこれ
⇒病院で経験を積んでから訪問リハビリに転職
コメントはこの記事の下の方にある。
要約すると
「大人の領域で働いている。訪問に転向したいけど、小児とかのケースもあるようだけど、だんだん慣れてくるもんですか?」
僕が引っ掛かったのは「慣れる」って部分。気軽にコメント書いたのかもしれないし、そこに突っ込むのも大人げない気がするけど、気になったんだから書いてみる。
異なる領域への転職のこと
リハビリテーションのことをみんな誤解しているね、そんなことではこれから生き残れないよ。
この質問と同じように考えている人もいるのかな?
病院で働き続けるつもりでも、リハビリテーションのスタイルは変わるからね。そのあたりのことはここに書いています。
⇒⇒2018年の同時改定に向けてリハスタッフがすべきこと
異なる領域へ転向するときに直面する問題っていうは
- 自分はその領域初心者のつもりなんだけど、まわりのスタッフからは臨床経験のあるスタッフって見られること
- 異なる領域に対して一から学ぶ勇気がいること
10年の臨床経験のある人が異なる領域に転職した場合、転職した本人は新しい職場で
「一から学びたい」
って思っているかもしれないけれど、転職先の周囲の人はそんな風に思わない。
「10年の経験があるんだから、早く自分の仕事に慣れて若いスタッフとかの指導もしてほしい」
このギャップは転職したら誰しもが経験する。だって当たり前だよ、転職とか就職っていうのは
働くため、会社に貢献する
ことでしょう。勉強するために働いているってわけではない。学ぶことも多いでしょうけど、まず働かないとね。
リ・スタート
こんな用語あるかどうか知らないけど、
新しいスタートを切るってこと
経験のある人が異なる領域に行くってことは、新人セラピストとして味わった苦労や恥ずかしさをもう一度積み重ねないといけない。
だけど、これまできちんと仕事に向き合って経験を積んでいれば、これまでの経験を活かせば、新人の時ほどには悩まないし困らない。新しい領域で一人前になる期間は新人の頃より短縮できる。
リ・スタートだよね
「慣れ」とは違う
リ・スタートは
新しい領域で、患者さんから学んだり、自分で勉強したり、先輩から聞いたり、研修会行ったり、工夫したりすることですよね。
ただ単に、仕事をこなしていって慣れるってこととは違う。
担当の患者さんのリハビリテーションをただただこなしていけば1人前になって「仕事に慣れる」訳ではないでしょう。
仕事もしながら、勉強もして、研修も受けて、先輩に聞いたり、患者さんそのものから学ぶんですよ。
だから、新人であっても、新しい領域に転向した人であっても 慣れるってこととはちょっと違う。
慣れるってことは
職場の雰囲気になじんでくる、仕事のスケジュールを覚えてくる、備品の場所を人に聞かなくても分かる、とかってことですよね。
セラピストとして新しいジャンルでしっかりと仕事できるってこととはちょっと違うよね。
そのあたりの違いをわかってほしい。
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