あなたの病院のリハ部のミッションは何ですか?

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回復期リハ病院のリハビリテーション部のミッションって何ですか?

加算とか算定とか収益といったことが一番大事だということは理解しています。

だけど、患者さんの側からしてみれば収益よりもどのようなリハビリテーションを実践してもらえるのかということが重要なのではないかと思うのです。

そうすると収益だけではなく、どのようなリハビリテーションを提供しているのかということを考えなければいけないのではないでしょうか?

リハビリテーションの方針

  • 退院後の生活を考えたリハビリテーションが必要になる

入退院支援加算などにもあるように入退院時の地域の事業所との連携が重要なんですよね。

でも地域との連携の窓口になっているのは地域医療連携室とか相談室が中心ですよね。そこで得られた情報はきちんとリハビリテーションスタッフと共有されているのでしょうか?

例えば転倒・骨折で入院してリハを実施している場合、「どのような状況で転倒したのか」によっては退院後の環境設定を含めた検討を早期から実施しないと退院後に再転倒する可能性があるわけですよね。

入院期間が短い方が回復期リハとしてはいいんですよね。

そうすると入院中のリハだけでその患者さんのリハビリテーションは完結しないわけですよね。

じゃあ退院後のリハビリテーションにきちんとつなぐことができているのでしょうか?退院後のリハビリテーションをケアマネに丸投げしている病院もあるんじゃないかな。

患者さんの状況によっては通所リハが向いている人もいれば、訪問リハが必要な人もいるわけでリハビリなら何でもいいわけじゃない。

2021年の介護報酬の改定から考えると、退院直は訪問リハで集中的に在宅への適応をすすめながら、通所に移行するという路線がこれからの中心になりそうです。

そんなことを考えながら入院中のリハビリテーションは実践されているでしょうか?

地域のリハの事業所の情報をきちんと把握したうえで、地域につないでいますか?

あなたの病院のリハスタッフは地域のリハ関係者といい関係を構築できているのかな?

リハビリテーションの6つの視点と活動と参加

PT/OT/STがどんな方針で、どんな考え方でリハビリテーションを実施しているのでしょうか?

退院後の生活を考えていくことがリハビリテーションには必要です。リハビリの時間になったら、ベッドや治療台に横になったらセラピストがマッサージだけして終わったりしていませんか?

退院したら毎日リハビリの生活ではありません。

退院後はPT/OT/STさんたちが体の状態を整えてから何らかのADLを行うわけではありません。

だからこと、セラピスト中心のリハビリテーションではなく患者さんが主体的にリハビリテーションに関わることが必要です。

リハビリテーションの6つの視点はこちらで詳しく解説しています。
【動画】「リハビリテーションの実践に必要な6つの視点」

そうして今の厚労省のリハビリテーションにおける方向性は「活動と参加」へのアプローチなのです。回復期リハ病院のリハ実施計画書にも活動と参加に関する項目が2020年の診療報酬改定で増えました。

心身機能だけではなく活動と参加へアプローチすることが求められています。
講義動画 「活動と参加へのアプローチと 触らないリハビリテーション 」

治療技術的にどんなリハビリテーションを提供するのかということもリハビリテーション部門として考えなければならないことの一つですが、どのような方針でリハビリテーションを提供するのかということを考え、リハビリテーション部門で統一していくことが回復期リハ病院では急務だと考えます。

リハの管理職

そうしてリハビリテーション部門の方針を考えるということは、管理職がその方向性をきちんと理解するということです。

私のオンライン講義でも若い参加者さんから「上司の理解がなかなか得られない」という声を聞きます。

これからのリハビリテーションはどのようにリハビリテーションをマネジメントして、地域につなげていくのかというスタンス・方針が求められます。

病院の中の出来事だけを考えていくのではなく「病院」から地域に戻ることがリハビリテーションのミッションなんです。だから地域と連携を取りつつ、病院のリハビリテーションが地域での生活を考慮したリハビリテーションを実践すべきで、そのために病院での生活そのものをマネジメントすることが必要なんです。

これらのマネジメントを病院内で実践するには、それらを管理しているリハビリテーション部門の管理職であったり病棟を管理している看護師長さんたちが行動することが求められている。

どのセラピストが担当しても病院のリハビリテーション部の方針のもと同じような視点で治療に取り組むことが必要な時代になってきています。

多職種で実践するリハビリテーションこそが、回復期リハ病院のリハビリテーション。

だからこそ、そこを管理する職種が行動しないとこれからの時代の回復期リハ病院のリハは良いサービスを提供できないのではないでしょうか?

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2021年版note 生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える
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2021年
作者プロフィール
やまだたけし

大阪で非常勤掛け持ちの作業療法士をしています。
2026年6月で58歳になります。
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