群馬県老人保健施設協会さんからのご依頼でお話してきましたので、まとめておきます。
今回いただいたテーマは、2015年の介護報酬改定で新設された「リハビリテーションマネジメント加算2」がテーマでした。
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研修会の概要
開催日時:平成27年11月1日(日)
参加人数:84人
研修会場:群馬県生涯学習センター
プログラム
13時半~15時 講演「リハマネ加算2について」
15時~16時半 グループワーク
講演とグループワークで構成されている研修会でした。
老人保健施設協会が主催者なので、基本的には老健に勤務の方がご参加。加えて研修会テーマがリハマネ加算2なので、ほとんどがセラピストの参加でした。
講演で話した後も引き続き残って、グループワークをラウンドしていろいろ意見交換させていただきました。
講演の要点
この研修会の開催にあたって、群馬老健協会さんはリハビリテーションマネジメント加算の算定状況や課題、問題点などについて施設アンケートを行っていました。
算定している施設もあれば、算定が難しい施設もありました。
4月の改定から半年、施設の試行錯誤がうかがえました。
伝えたかったこと
そんな中で、私が研修会で伝えたかったことは
- 老健は地域包括ケア、とりわけその地域のリハビリテーションの拠点になるべき施設であるということ
- 2018年の診療報酬・介護報酬同時改定に向けて、しっかりと算定すること、算定できる体制を整えることが必要
- リハマネ加算は収益のためだけに算定するのではなくて、多職種連携、多事業所連携を地域で推進するために算定するもの
- 地域で連携する体制を整えるためには、しっかりとリハビリテーションをアピールすること
- 連携という基盤の上にリハマネ加算があるんだってこと
などをお話させていただきました。
私の情報収集でも、算定している施設は少ない。生活行為向上リハビリテーション実施加算になるとさらに算定している施設数は少ない。
だけど、算定している施設は存在します。そんな施設は算定するための努力をしたり、業務体制を工夫したりしています。
算定するにあたって難しい課題は山積みかもしれませんが、何か動き出さないと時代の変化に対応できない。その地域で勝ち残ることはできない。
まずは1人でいいから算定するために動き出すことが必要なんです。
研修会を終えてみて!
参加者の属性が「老人保健施設」だったので、話しやすかったね。
一般的な研修会では、病院やら老健やら訪問やら属性がバラバラなので、こっちの話はあっちに通じなかったりすることがあります。でも今回は老健に絞って話をすることができるので、やりやすかったね。
この研修会を企画してくれた、群馬老健リハビリテーション部会担当の医師の方によると、
僕の講演はウケていたらしい。
話しているときは反応が薄いので不安だったのですが、群馬県民の表現はこんなもんですよって先生におっしゃっていただいてちょっと安心しました。
さて、この講演は技術的な内容でもないし、返戻されたりしないような書類テクニックの講演でもありません。
皆さんが地域リハビリテーションを理解して、多職種連携と多事業所連携に踏み出すためにお話させていただいた研修会です。
群馬の老健の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方が少しでも動いてくれたら幸いです。
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ⇒⇒講演依頼のこと
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