子ども園に作業療法士を非常勤雇用するメリットって?

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2026年4月から大阪府内にある子ども園に週1回非常勤雇用されている作業療法士です。今回のコラムでは、非常勤雇用されている作業療法士の立場から、子ども園が作業療法士を非常勤雇用するメリットはあるのかどうかについて書いてみたいと思います。

そのほかの、子ども園で勤務しながら感じたことや考えていることについてのコラムはこちらにまとめています。
子ども園コラム一覧

私のお仕事のこと

作業療法士なのでこのような表現が適切かどうかはわかりませんが、私が勤務する子ども園は、もともとは幼稚園が主体で、そこに保育園の機能をプラスして「子ども園」として運営されています。

クラス担任の先生に伺ったところ幼稚園教諭の資格をお持ちの先生方が多い構成になっているようです。

そんな子ども園に作業療法士として週1働いています。児童発達支援や放課後デイなどの事業所は併設されていません。ほんとに子ども園だけを運営されているところに作業療法士として雇用されています。

勤務の日の私の動き方はこんな感じです。
子ども園勤務で考えたこと3 2026.5.13.

研修をしました

園長先生からの依頼で、職員向けにお話をさせていただきました。

私は主に0、1、2歳児クラスを担当していますので、そのクラスの担任の先生向けにお話ししました。3歳児以上のクラスはもう1名非常勤の作業療法士さんが担当されていて別の日に講義されていました。

主に1学期の私の介入の振り返りと、作業療法士が介入している「意味」のようなことを伝えました。
講義で使った資料はこちらです。
2026年7月子ども園での講義 資料OT山田(クリックするとPDFが開きます)

上記の資料は、1学期の振り返りの部分は子どもたちの名前とか出ているので少し割愛しています。

講義後の質問タイムでは、いくつか質問をいただいたのですが、スタッフがたくさんいるところでは質問しずらかったりする先生もいる様でしたので、後日クラスに入った時に先生方に講義の感想を聞いてみたりしました。

作業療法士の効果

研修会の時の質問や、後日クラス担任の先生方と話していて、私なりに子ども園で作業療法士を雇用するメリットとか効果について気付いたことを書いてみます。

運動機能の発達や身辺動作の自立に向けた発達など運動や動作面で課題のある子、子ども園という集団での生活にうまく適応できない子などに対して、保育士さんや幼稚園教諭のクラス担当の先生方だけで対応できることもあれば、対応できないこともある。

そんな時に、作業療法士がクラス担任の先生とは違う視点や考え方で、課題の解決について一緒に考えることが出来る。それが作業療法士を雇用するメリットしては大きな部分だなと感じました。

スプーンの持ち方

例えば給食の時のスプーンとかフォークの持ち方。

クラス担任の先生は「上持ち」「下持ち」という観察の視点を持っておられました。上持ち⇒下持ちの順で成長するという解釈をされている先生が多いようでした。

作業療法士の私は、スプーンやフォークの柄を上から持つのか下から持つのかという事だけで評価しません。

上から持つ、下から持つというのは手のひらが上を向いているか下を向いているのかという事だと思います。それに加えて、手のどこの部分で絵を握っているのかという事も評価しています。

  • 手のひらの部分で握っているのか?
  • 指先の部分で握っているのか?
  • 何本の指で握っているのか?

そんなところも評価しています。

たんに持ち方だけを修正するのではなくて、子どもの手指の運動機能の発達を見極めながら、その発達の段階に応じて柄の持ち方の練習を進めることが大切だと考えています。

次の持ち方に進めるほうが良いのか、まだ今の持ち方のままでよいのか?そんなことを考えながら給食場面の様子を観察しています。

集団生活

運動機能、身辺動作、集団生活での困りごと、などなど子ども園では日々いろいろな課題に直面します。

それらについて集団生活の中でどのように解決していくのかという事が、非常勤の作業療法士には求められています。

個人的に大切にしていることは

  • 子ども園のプログラムの中にうまく溶け込む
  • 個別的な対応をいかに工夫するか
  • クラス担任の先生方とのコミュニケーション
  • 作業療法士的視点や思考の伝え方

特別な存在ではなくて、子ども園のスタッフの一員としてどうこうかを発揮するかという事を常に考えています。

お客さんというか特別な立ち位置ではないのです。

個人的には5年間くらいかけて、作業療法士のエッセンスをちりばめていくことが出来れば良いかなと考えています。

保育園や幼稚園や子ども園で、作業療法士の雇用に興味や関心はあるけれども、本当に必要かどうか判断に迷っておられたり、作業療法士を雇用しているけれども子ども園のプログラムにうまく適応していないとか、作業療法士を雇用しているけれど、運用方法に困っている。そんな事業所さんがありましたらいつでもご連絡ください。お話を伺いながら、色々お伝えさせていただきます。

お近くなら事業所に伺います。遠方ならオンラインで対応します。
コラムを読まれて興味関心がある事業所さんはお気軽にご連絡ください。
◆保育園子ども園関連のコラムはこちら⇒保育園・子ども園

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    2026年保育園・子ども園
    作者プロフィール
    やまだたけし

    大阪で非常勤掛け持ちの作業療法士をしています。
    2026年6月で58歳になります。
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