設立の趣旨
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設立の趣旨

2011年5月8日 



やまだリハビリテーション研究所 
所長 山田 剛

 

今考えていることです。これから変化するかもしれませんが、この時点ではこんなことを考えています。

「どんなスタイルでやろうか」と いうのはまだ決まっていません。とりあえず行動することが私にとっては重要でしたので2011年5月の時点では毎月1回研修会を開催することにして います。



<最初に考えたこと 「伝えること」>

私よりも若い作業療法士の方に、「私がやってきたこと」、「身につけていること」を伝えることができれば私が経験した年数の半分くらいで若 い作業療法士でも私と同じくらいのレベルに到達できるのではないかと、ここ5年間くらい考えていました。私のレベルが人に「伝える」必要があ るようなレベルかどうかはこの研修会でご参加いただいている方に判断していただくしかないのですが、私としては「伝えることが必要」な話題 がたくさんあるように感じています。ここ数年間で、人前で話をする仕事が多くなり「人に考えを伝えること」の楽しさも少しわかるようになっ てきていました。



<場所の確保>

「伝えること」の運営効率を考えると、ある程度まとまった人数に対して話をするという研修会方式が最も適していると考えました。そのような 運営スタイルで最もネックになるというか、開催実現の妨げになるのは「会場の確保」とそれに伴う「費用」の調達でした。ブランドも何もない、 いち作業療法士の講義を高いお金を払って聞きに来る方はいない、かといって無料にするほど自信のない話をするつもりはない。しかし低料金で は会場を確保できない。このことが私にとっての高いハードルとなりここ2〜3年間悶々とした妄想のみが私の頭をよぎっていました。

現在メインで働いている吹田の事業所の所長は私の考えに賛同していただいていて、いつでも事業所を会場として提供する旨を以前から表明して くれていました。しかし吹田の事業所は実技研修には適しているのですが、少し狭いのです。2年前から働いている非常勤の訪問看護ステーション は1年ほど前から小中学生向けの塾を経営するようになりました。そちらの所長も、いつでも塾として使っている教室を会場提供することを表明し ていただいていました。こちらは広さは十分なのですが、公共交通機関から遠いのです。どちらにも一長一短がありどうすべきか悩んでいたのが ここ一年のことでした。
2011年1月になって非常勤先の所長から、駅前に塾の新規教室を開くことが決まったと聞きました。そこから「やまだ リハビリテーション研究所」の設立が一気に展開してきました。高いハードルであった、会場確保が実現することになったのです。



<具体的に前に進む>
    私がこれまでに培ったことを伝えること
    私の考えに賛同してくれる人材を増やすこと
    ネットワークを広げること
    多職種の方とも広く連携できる人材を育成すること
    作業療法士だけではなく、関連領域の方も巻き込んだ活動を行うこと
    地域にリハビリテーションを広げること

上記に掲げたようなことを「やまだリハビリテーション研究所」を通しておこなっていきたいと考えています。こういったことに共感していただ ける方を200人くらい集めることを具体的な数値目標としています。
最終的には多職種協同で大阪で地域リハビリテーションに関する学会を開きたいと思っています。